20170908

列車速度を定義する。の6 光子ペアが座標軸に化ける。



ガリレオ相対性原理は光映像情報を集める観察者局所点が不在。

頭の中で、光源を載せた台車をイメージすると、
その速度は、なんに対しての速度であるか、
最初は意識しない。




テクニックは、言語意識に騙されないテクニックは、
具体化描写することと、1つではなく、2つ以上を使うこと。

グリーン台車速度とブルー台車速度をイメージする。






大地を描いてみよう。大地に対して台車は動いている。

グリーン台車とブルー台車の速度が同じときもあるし、違うときもある。方向も、同じときもあるし、違うときもある。


ガリレオ相対性原理では、観察者が不在だ。
だからこの大地を右に秒速2C、光速の2倍で動いていると宣言すれば、

台車の速度は「V+2C」と加算表記できる。



これがいままでの相対速度。

電磁現象世界で情報を集めるという作業を省いた、
頭の中の数学世界でのやり方。



電磁現象世界の相対性を記述するには、
近接作用で現場からの情報が遅延し、
すべて過去の現場情報であるを意識する、

前線司令部付き情報将校を真似ればいい。

彼の日常業務、王に観(み)せる
過去現場情報群の同時刻集合絵図作成。

地図作成技法を。





情報将校の仕事のほとんどは、イメージや言葉に騙されないことである。
もちろん不可能だ。可能な限り、やっていこう。




大地と台車2台の背景に、木と太陽と雲を描いた。






木: 

大地に生えてるから動かないイメージ。
西部劇のタンブルウィード(回転草)とかを例外にすれば、
植物は動かないイメージ。

個体としての植物は動かないけど、植生としての世代を経て、大地を動いてる。

Tumbleweed Invasion https://youtu.be/rNVcSIZyBuE





動くとは観察時間の幅をどう摂(と)るか。
ストロボ撮影での自動車ホイールや飛行機のプロペラ。

秒ごとに観察する夜空の星々や月や惑星や太陽。
24時間ごとに観察する、金星や火星の動き。月の30分遅れ。
1日や1年ごとに観察する、黄動(こうどう、英: Ecliptic)。背景の動き。


What is the ecliptic?
https://www.quora.com/What-is-the-ecliptic







太陽や月: 規則的な動き。等速とか等角、運動。
雲   : 不規則な速度。観察者(位置での)時間幅一定で比較。

台車速度は、思考実験では定義による規則的な速度。微分での点での速度。
実験では平均の速度。2回の測定変化。ドップラー・レーダーとか。




木や太陽や雲に比べて動かないイメージから背景に大地や線路を選び、
等間隔の刻みを入れて数直線にした。

いきなり数直線に台車速度や列車全長イメージ、さらに光速Cを入れたのが19世紀生まれの方々。光速は光源の速度に影響されないんで、ガリレオ相対性原理が通用しなくなった。

だからニュートンの絶対空間や絶対時間は近似だ。と、思い込んで破棄した。





時刻0の数直線と大地は、動かない。

これから時刻1になる絵図の中を動くのは、
豆球光源と一体になった台車。
それに、光源から旅立つ光子。

これが従来の線路慣性系。



グリーン光源から放たれる光と、
ブルー光源から放たれる光に、

注目しよう。



線路慣性系から見て、グリーン光源とブルー光源から光が同時に発射された。

線路枕木位置A、B、C。の、3ヶ所には歩哨さん達が立って居て、
腕時計時刻と枕木埋め込み時計時刻が、すべて同期してある。

時刻0に2ヶ所で光が発射された。





台車の速度は、どうでもいい。

1秒後、線路枕木位置Bの歩哨さんが、
グリーン豆球とブルー豆球が同時に光ったのを確認した。

シュモク鮫(ハンマーヘッド)のような2方向が同時に見える観察装置を使って、


豆球が光った瞬間の、線路A位置と線路C位置の枕木時計が時刻0が見えた。

時刻0光映像情報が見えたのが、線路B位置、歩哨さん腕時計時刻1。







逆に考えてみよう。線路位置Bから左右に同時に光を放つ。
1秒後、線路位置AとCを通りがかったグリーン台車中央とブルー台車中央に光が届く。

台車真下の、線路枕木時刻を読み。時刻1だ。




アインシュタイン氏が、列車系と線路系では、時の流れが違うとしたので、線路慣性系時刻だけを、まず使ってる。

台車全長も、ローレンツ収縮という幻想が、まだ頭にこびり付いている方もいる方もいるかもしれないので、台車中央という言葉で、台車長さを登場させていない。



時々刻々の線路上の光子ペア。光子存在2つの中間位置が、線路位置Bを動かない。

線路慣性系が、光子ペア中央に対して相対速度ゼロであることを確認した。



ここまでは数学の抽象思考だ。
じゃ、実際の電磁誘導、起電力実験で考える。

まずは言葉で、やろう。



目を瞑(つぶ)ってイメージする。頭の中で。

エンタングルメント状態の光子ペア1組み。
時刻0に左右に別れて進み始める。これをx軸にする。

同時に、上下に別れて進み始める光子ペアもイメージ。y軸。
同時に奥行き方向前後に別れて進み始める光子ペアもイメージ。z軸。

時刻0に同居した光子ペア3組みの位置を、
数学の直交する実数の3次元座標空間原点とする。。。




さあ、開眼する。


オレンジぎざぎざ、が、視野内外の境界。

ヒトの眼球は停止していない。
急速眼球運動rapid eye movement(REM)。
レム睡眠時の眼球運動。


グリーンは被写体対象輪郭線。



開眼してても、眼球はあっちこっち動いている。
でも、カメラが被写体を中央に捉えるように、
脳が補正してる。

手振れ補正して、視野内に見える対象輪郭線を
頭の中で固定している。

視野内外の境界線、瞳の縁(ふち)は揺れ動いている。



目玉焼きに注目したときは、
目玉焼きは動かない。

目玉焼きの黄身が目玉焼きの中心にあるか、
黄身が2つなら、目玉焼きを楕円に見立てて、
楕円の焦点2つの位置に黄身2つがあるかとか。

対象である目玉焼き輪郭線に対し、
視野内外の境界が揺れ動いている。







目を開いた君は、ノーマルなら理科実験室内に居る。
それとも理科実験室空間が横ズレして見える宇宙船内に居る。

ちょっとアブノーマルなら、上下左右前後に座標原点から進む光子そのものの慣性系状態6つのどれか。
それとも、時々刻々の光子ペア存在中央に対し相対速度ゼロの慣性系。



または、電磁誘導実験のエナメル線コイル慣性系か棒磁石慣性系。

コイルの1点に小人になって立っているとか、
棒磁石の1点に小人になって立っている。



「6つの光子の内1つ」と「光子ペア存在中間位置」の相対的慣性系。

「実験空間に対して母子一体幻想してる理科実験室内観察者の君」と「実験空間に対して横ズレすてる宇宙船」の相対的慣性系。

「コイル電場」と「棒磁石磁場」の相対的慣性系。



これら3つの組み合わせを使って、時空の局所点から電磁現象の相対性概念を組み上げる。






いままでは、マックスウェル電磁方程式の電場か磁場だけが選択可能な慣性系だったけど、時空で考えれば、それは思考視野狭窄。

実験室の空中で、左手にコイル、右手に棒磁石持って、ズッコンバッコンを観察すれば、電場も磁場も動いてる。

観察した空間は、過去の現場空間。
君は現在時の情報集積局所点に居る。




コイルの1点に点をマーク(目印)して。
棒磁石の1点にも点をマークして、

コイルと棒磁石が互いに近付き、ゼロ距離で重なったのを
観察者の君が観る。








実験室の君は、時々刻々の光子ペア存在中央と同じ慣性系。

だから瞳を通過して網膜にぶつかった光子は、コイルの点マークと棒磁石のマークが重なった時空の現場から、空間距離1で時間距離1。正面奥行き方向。

ヒトは正面に視野を持つ。シュモク鮫(ハンマーヘッド)とは違う。





1秒前の1光秒離れたとこの光映像を見た。

ミンコフスキー大先生は、数直線の線分区間、円錐底面の直径中央に位置し、踏切りに立って、線路両端からの情報を現在時点で得るのに対し、

理科実験室の君は、コイルと棒磁石を丘の上から線路区間を観るように、線路区間を正面に観る。






ミンコフスキー大先生はバッターになって、ピッチャーが光子ボールを投げるのを見たのに対し、

理科実験室の君は、バッターとピッチャーが同時存在するであろう直線の線分区間を、直線から離れた位置で観察している。



ピラミッド頂点から底面を見れば、真下は視線距離1でも、√2斜辺視線距離になるとこもあれば、√3斜辺視線距離になるとこもある。

過去の同時を補正して合わせなければ、
現場(ピラミッド底面各部)同時性を再現できないのは、わかるね。



1光年と√2光年と√3光年の星の光をいま地球で
一時(いちどき)に一緒に見ても、それは
3次元空間現場での同時事象ではない。

観察から再構成して、
いまから1年前や√2年前や√3年前の
星々それぞれの位置での状況を描かなければ、
同時刻の歴史地図にならない。




まして、マイケルソン・モーリー実験を実験解釈した、
地球が横ズレして見える宇宙船慣性系から、
電磁現象の過去現場世界の同時性各部を再現するのに
ガリレオ相対性原理そのまま使って、横ズレで、
光子軌跡がxy平面で斜辺軌跡になるなんてのは、

手続きなしの情報が遅延したもの。

遅延した情報しか得ることができない実験空間世界を無視した
数学思弁でしかない。



理科実験室の部分空間からの光映像群を、単眼の君の眼が摂取する。





ミンコフスキー大先生は数直線に立って、
バッターの気分でピッチャーがボールを投げるのを見た。

実験室の君は、
コイル(ミンコフスキー大先生)と棒磁石(ピッチャー)が同時存在する線分区間を
緑部分空間内部に見た。





そして君は、君自身を俯瞰する。

観察対象である部分空間と、
観察器械(きかい)であるカメラアイの同時存在。





瞳孔の絞りが、瞳の縁(ふち)。点にまで絞ってピンホールカメラになたっとき、
ピンホールカメラと違って、網膜細胞が集中してるとこは、ほとんど点だから、真正面の点しか見えない。



まずは、こんなところからだ。いま話したことを理解する必要はない。
あとになれば、ただのあたりまえだったこと、わかるから。

この100年、思考視野狭窄して、観察者の立ち位置を時空的に場合分けしていないから、電磁現象世界の空間というものの本質に迫れなかっただけ。


なんとなくの全体像は見せた。こっからは、列車の中のヒトに成って、
電磁現象世界のあたりまを体験しよう。

そうすれば、いままでの見落としがハッキリわかる。










ブログ蛇足:

Gunbarrel 銃身


ライフリング(rifling)は、銃砲の銃砲身内に施された螺旋状の溝

が、遠近法描写されている。手前が大きく、奥向こうが小さい。
撃たれたらしく、額からの血が眼球を濡らす。

この私は、銃身の中に居る小人らしい。

銃身の中で、弾丸に跨(またが)ってる小人の私。


博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか







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